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私は最終日に当日券で参加した者です。
ほんと、素晴らしいライヴでしたね〜。角松やミュージシャン達の気合いが凝縮された4時間。あまりの濃さに圧倒され、なかなか昨晩は寝付けませんでした(笑)。
トイレについては生理現象ですし、角松のライヴはいつも長丁場ですし、行きたくなった方にとっては死活問題(笑)ですからね。優先順位として角松がステージに出ていない時を狙うというのは致し方ないのではないのかもしれません。私も、25周年の時、あまりの長丁場に沖縄コーナーの時にトイレに立ってしまいました……(ビールを飲みすぎたせいもありましたが・苦笑)。
もちろん、昨日のTripodのソロ(素晴らしかったですよね!)など、日本最高峰のプレイヤー達によるインストコーナーは角松のライヴならではのものですよね。角松だって、彼らの素晴らしさをお客さんに体感してもらうためにああいうコーナーを設けているのでしょうし。
角松がライヴのMCやインタビュー記事で語ってましたが、アルバム「Prayer」、そして今回の「Player's Prayer」ツアーの出発点は、Tripodツアーの参加ミュージシャン達が「本当に楽しかった」と角松に口々に語ったところなんですよね。これって「粋」の世界だと思いませんか? そして、アルバムだけでなく中野の3日間のライヴに参加したスティーヴ・ガッド御大にしても、「粋」を感じたからこそ今回参加してくれたのだと思うんですよね。
あれほどの大御所が、日本のミュージシャンのバックで3日間、それも連日3時間以上の長丁場ライヴに全面参加したということからして「粋」なことだと思います。私はてっきり「お仕事ノリ」で自分がオリジナルで叩いている曲だけサッと叩いて終わりかと思ってましたから、キチンと角松のいちバックミュージシャンとして最初から最後まで参加した彼が繰り出す1音1音からにじみ出る“歴史”に圧倒されっぱなしでした。
短期決戦ですから時差ボケだってあったでしょう。それにひとしきりツアーを回ってきてまとまったバンドの中に入ってツインドラムでバンドのリズムを引っ張るというのは、いくら百戦錬磨のガッドであってもやりやすくはなかったはずです。でも、やはりそこは御大。世界中のプロから長年尊敬され続け、今も一線を走り続ける方の存在は、明らかにこれまでの角松のライヴとは一味も二味も違った世界を見せてくれたと思います。これもライヴならでは、ですよね。
中野のチケット代は確かに驚きの価格でしたが、儲け主義で設定された価格ではなく、今回の「粋」の世界を究極的にライヴで表現するために、ガッドに来て叩いてもらおうとしたらこうなったんだと思います。わざわざここまでした角松も「粋」ですよね。実際観た者としては、ほんとにガッドを呼んでここまで凄いライヴを堪能させてもらって感謝感謝です。
角松はMCで「今回は1本1本全部覚えている」と今回のツアーがとても充実していたことを語ってましたよね。つまり、“一期一会”の演奏が各会場で展開されていたわけで、それはその会場にいた人でしか味わえなかったということですよね。角松達もその日その日を全力で演奏していたでしょうし。それこそが正にライヴの「粋」なところですし、今回の「Player's Prayer」ツアーで今まで以上に角松が成し遂げたいことだったのでは? 私は最終日しか見てませんが、きっと中野初日も2日目もそれぞれにその日にしか味わえなかった瞬間があったと思いますよ(2日目の「Moonlight Tokyo Bay」は観たかったですね〜!)。
全然レスになってませんが、私も大きな独り言ということで……。
失礼しました。
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