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中野1・2日に参加しました。
市川にも参加しましたが、今ツアーは地方で動員数が厳しかったみたいで、だからこそ中野の3日目が追加公演となった事は大変意味があったことだと思います。
私も、角松さん曰くの「音楽ファン」ではないので、かのスティーブ・ガッド氏がどれほどのすごい人なのかわからず面目ない限りですが、世界的に有名なすごい人だと言うことだけは一般常識としてわかります。
だから、私はきっとガッド氏はうやうやしく登場して「prayer」で参加している曲をやったらひっこんでしまうと高をくくっていたのです。
したら、何と最初から最後まで出ずっぱりです!ふつーにみんなと一緒に登場してました。
そして、あくまで角松のバックとして叩いていました。
その姿勢にまずびっくりしたし、そういう事を敢行してしまう角松さんに感服しました。
思えばいつも角松さんのそんな「筋を通す」姿勢にいつもやられていた気がします。
20周年記念ライブ、中止になったのは天災だから角松さんには何の非もないのにリベンジすると言うのを私は全く信じていませんでした。だってそんなお金のかかることって…。
それを2年の歳月を得てまでも実現してしまう…そのあまりの誠実さに感動しました。
その後も、20周年だから普通なら記念ベストとか出すけど、私は性懲りもんなく新作で勝負しますと言って見事すばらしいアルバムを出したり、47都道府県を回るツアーをしますと言って、例え小さなライブハウスだったとしてもやり遂げたり、25周年ライブを0時過ぎるまでやったり、そしてそして、常にレコーディングのミュージシャンがツアーにも回れることを考えてメンバーを考えていると言ったって、スティーブ・カッドは無理だろ、と思っていたら、それをとうとう今回角松さんは実現してしまいました。
私はここまで、「筋を通す、誠実な男」はいないと思います。
だから、「元をとれないツアー」と言ったって、このスティーブ・カッドが来る中野3daysは意味のあったことだと思います。
そして、事もあろうに、この動員数が厳しかったツアーのリベンジを来年はしたい!とまで言ったこの姿勢に胸を打たれました。
本来、普通で考えたなら、「引く」と思うのにあくまでも前を向き挑戦し進む角松。
どこまでもついて行きたいと思います。
他の方はカッド氏の演奏の事を事細かに指摘していますが、そんなことはわからなくお構いなしに楽しめた私は、メンバーの中最年長であったガッド氏が一番吠えていて迫力のあるプレイをしていたと素直に感動しました。
そして、オリジナルドラマーでという「浜辺の歌」や「Moonlight Tokyo Bay」には心底涙しました。
中野の3日間だけは、まさに「主役を食う」カッド氏だったんでないでしょうか?(私もライブで角松を見るの忘れてたって言うのは初めてでしたヨ)
角松を聞いたことのない「音楽ファン」を同席しましたが、この企画に度肝を抜かれ、角松敏生というミュージシャン大層興味を覚えたようです。
チケット代の事でためらいましたが、誘ってよかった!意味のあるちゃんと成立した3日間だと思っています。
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