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90年代初頭、前事務所所属だったころ、ファンクラブの会報に私設応援団を紹介するコーナーがあったように記憶している。そこに、ある時、パソコン通信による仲間達、そしてメーリングリストなるものが登場した。パソコンは86年、アップルの今で言うクラッシックか・・・マックプラスというヤツを、音楽制作の場面に取り入れたが、まさか、それで通信ができるようになっていたなんてびっくりしたもんだった。
当時事務所に、その辺の新しい事情に詳しい女子社員がいて、ホームページって知ってます?とんでもないこと書かれていますよ・・と、言われ、は?なんじゃそれって(笑)そしてアナログ回線時代、その全貌を発見したとき、妙に嬉しかった。なんじゃこりゃだったが・・・好き勝手書かれていた。そこに妙に反応して(まぁ当然だわな今でこそそんなもん相手にしないが・笑)
なんだこれ?と、見たくて見たくて・・
しかし、なにせ当時はひどいときにはアップするまで、環境によっちゃ30分かかることもあった(笑)それでも、見たいがために、ひたすらコンピューターの前で待ってたな(笑)
UOHP時代から、ずっと眺めてきた。
当時はネットのルールもマナーも確立していなかった。そんな中、興味本位、面白半分、というのがありながらも、知る人ぞ知る的な奴らの集いだった。しかし当時は手紙の感覚を忘れない人たちも多かった。好き勝手言っても今よりはたちがよいとでも言うか・・
つまり、実際眼に見える相手としての認識があったのだと思う。
やがて、ここまで氾濫してしまうと、そんな感覚も薄れてしかり・・・やっとこさ、マナーやルールができあがったり、取締りの対象になるようになったのは最近だ。人は進化と引き換えに精神的な退化をしているのかもしれない・・・そう思わせるのもITの興味深いところなのだろう。
KWSの歴史はまさにネットコミュニケーションのわかりやすい歴史教科書と言ってもいい。
まぁなにしろ、例えば2ちゃんなどができるまえから、雛形として多くあった、実験的な場所、その中でも今日まで生きながらえ、そして、機能しているWebはそう多くはないかもしれない。星のごとくある,サイト、浮かんでは消え、また現れる。そんな中で、かくも長きに渡りその存在意義を貫き通してきた、このサイトは敬意と賞賛に値するのではないだろうか。
多くのUOSがある中で、相当中傷もあったろう・・やめりゃいいじゃん、というときもあったろう。
それでもやめなかったのは主催者の単なる意地だったのかもしれないし、アイデンティティーなのかもしれない。同時に僕に対しての愛情を持ち続けていていただけた故なのかもしれない。
いずれにせよ
僕はこの主催者、FUTOさんという男の打たれ強さ、客観性、賢さ、常識性に、心から賛辞を贈りたい。死なばもろとも、どうせだったら、また僕が歌を歌えなくなるまで一緒にいこうじゃないか!と、思う。
この世界、いろんな人々がいる。おのおのの価値観を信じ、不安と自信のなかで、生きている。そして今や、誰もが匿名性の名の下に自己表現ができるようになった。
いや待て、
そういうのを自己表現と言っていいのかはわからないけれど・・・まぁいいか・・
いずれにせよ、それも人それぞれと言う言い方をしたほうが、今日的には塩梅がいいのかも知れぬ。
なにしろ、様々な矛盾と相対しても、自分はこうであると、多くの人々を相手によく、ここまでやってくれたもんだ。前述したように、死なばもろとも、閉めるときは一緒に閉めようぜ!
と、思うけど、
でもね、先に辛くなったら、いつでも閉めていいからね(あはは)
ということで、10周年おめでとう。
それだけ、言えばいいのに、おさまらねぇな。
なんたって10年だからな。花も嵐も踏み越えてきたんだからね。
これからもお互い元気でいましょう!
10年、ありがとう。そして、このサイトで知りえた
多くの、角松私設応援サイトの皆様、
(時々見てますよ〜〜)ありがとう。これからも、音楽していたいと思います
(おじぎ)
祝。
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