【 まだ生きているのかなぁ・・・ 】
〜 もしかして・・・産廃になってしまったのかも? 〜

もう大方のアーティストはリリースされてしまったと思われる、いわゆる「リイシュー盤」「リマスター盤」ですが、個人的にも「角松さんのはまだかなぁ?」って興味もあったので、果たして「リマスタリング作業とはどういう工程を経るのかしら?」っていろいろ調べていたのですが、肝心の作業についての情報は得られませんでした。
(そもそも裏方的な作業ではありますしね)
でも、昨今流行の「BOX化」「リイシュー盤」などの興味深い話を、いろんなサイトで垣間見る事ができたのですが、中でも読み物としても優れていると思う、「I'm Not in Love」の大ヒットで著名なバンド「10cc」のメンバーの、エリック・スチュワート氏のインタビュー記事をご紹介しておきます。
いわゆる「リマスタリング」という作業の裏話が、ご自身のバンド「10cc」の音源をテーマに語られてます。
※世界的にメジャーなバンドの音源でも、この程度の扱いなんですねぇ・・・
ちなみに、このインタビューの最後に補足として触れられている、 大瀧詠一氏の「A LONG VACATION」は、1981年にリリースされたアルバムです。
するってーと、J-POP史上に残る名盤ですから、そののマスターテープであれば、キチンとした場所でしかるべき環境下で保管をされてたんでしょうね。それでも20年くらいしか持たないヤワな物質なんですね、マスターテープって。(所詮はフィルムに磁性体塗っただけでしょうしねぇ)
仮に「角松さんのオリジナルマスターも、大瀧さんと同じような環境下で保管されている」と仮定しても、持って20年なんでしょうねぇ。
で、今年は2005年になりましたので、単純に20年前に遡ってみちゃうと、「AFTER 5 CLASH」(1984年)・「ON THE CITY SHORE」(1983年)
・「WEEKEND FLY TO THE SUN」(1982年)・「Sea Breeze」(1981年) などのオリジナルマスターなんかは、かなり厳しい状況になっているのかもしれませんねぇ。(そもそも現存しているのかどうかもアヤシイし・・・)
そうそう、能天気などこかの皆様方は、”「Gold Digger」のリマスターをキボンヌ!”などと悠長な事を書かれていらっしゃるようですけど(苦笑)
そもそもリマスターを「出さない」んじゃなくて、「出せない(使える素材が消滅!)」なーんて事なのかもしれませんよ。
※って事を書くと、どこかの飲み屋のマスターに直談判する人が必ずいるんですよねぇ。(苦笑)
※世の中には、聞かない方が幸せな話題もあるのかもしれませんよ・・・。(謎)
※いずれにせよ、来年は25周年ですので、何か特別なお祝い事もあるかもしれませんよね。
そーいや某音楽ライターの巨匠なら、「昨今のリイシュー・リマスター事情」にはお詳しいかもしれませんので、いずれネタのフォローをしていただけると嬉しいなぁ。(っと身勝手に書いてみるテスト ^^;)
●2009/08/01 「エリック・スチュワート"エンジニア的"インタビュー」のリンク先が無くなってましたので、「Wayback Machine」のデータにリンクしなおしました。
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