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久々に投稿させて頂きます。
今回のアルバム、いいんじゃないでしょうか。
solid side、気に入っています。elastic sideも悪くはないです。
全体的な印象として、solid sideはサウンド構成としてすごく分かり易いんだけれども、
elastic sideは分かりにくかった。何回か聴いても、いまいちすっきりしない。
「これは何でだろう?」ってずっと思ってました。
で、昨日いつもはコンポのスピーカーから聴いているのを、ヘッドフォンにして通しで聴いてみました。
謎が解けた。
elastic sideから聴き始めたんですが、「パーカッションが音数が凄いなぁ。」と。
そこではたと、そう、elastic sideはドラムがない。
いつも自分が基準にしている8ビートや16ビートが無い。
定型のハイハットが8や16を刻んで、バスドラがあってスネアが・・・というものがない。
当たり前といえば当たり前なんだけれども、
いつの間にかそういう定型なものを自分は中心に聴いていたんだと。
だから分かりにくいし、今ひとつすっきりしなかったんだと思いました。
それが分かってもしやと思いsolid sideを聴くと、Viewsのパーカッション(生でなく打ち込み)以外
ほとんどドラム以外の打楽器は入っていない。だからドラムの音が立って分かり易い。
なるほどなと。
ドラムレスということでドラムに気が行きがちですが、
案外パーカッションがこのアルバムの鍵のような気がします
他の楽器もsolid sideのギターは効果的にディストーションのカッティングが入っているのも良いし
(Views,The night with you)、ブルージーなソロ(Have some fax)も良い。
ベースもざっくりとしたリフがメインのsolid sideが非常に良い。
ベースラインは秀逸な曲が多くて嬉しい。
とにかくふたつのsideやっていることが違うので感想を書くにもすごく大変!
唯一手法が同じなのはアコピとFender rhodes、時にエレピと、それがサウンドの基本で、
色づけ、効果的にシンセを打ち込んで出している鍵盤モノぐらいでしょうか。
solid sideはS4Rのサウンドを核にして、ファンク、ロック寄りに舵を切り、
After5などのころのエッセンスを加えたもの。
elastic sideはメロディ中心の楽曲、アレンジにパーカッションを大きく加え、
曲によっては打ち込みをかぶせたものと解釈しています。
気に入ってる曲はsolid sideは上から順に
My suger,Have some fax,The night with you,Views。Hospitalやハナノサクコロなんかも。
elastic sideは真夜中模様かな。
ただ、もう一度and〜はシングルの思いが強いせいか、今ひとつかなと感じてしまいました。
角松氏、シングルヴァージョン、どうかお蔵入りだけはしないで下さい。
リベンジの時のように時々思い出して演奏して頂ければ嬉しいです。
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